vacilando’s diary

6つの原石についてとか、いろいろ

真駒内の記憶

SixTONES~Feel da CITY~完走おめでとうございます&お疲れ様でした!

やっとツアー完走できて良かった。

 

私にとって初ジャニ現場&初北海道だったので、記念に記録を残します。

 

 

 

2022年4月

初めての北海道で、初めて生の推し達と会った。

Feel da CITY 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ公演は運に恵まれ、友人と2人揃って当選し、9日夜公演と10日昼公演に入ることが出来た。

ツアー完走に寄せて、その備忘録。

 

 

 

9日の午後ことはあまり覚えていない。

ただ、本当に存在しているんだなぁと思っていた。

ジャニーズのライブは初めてだった。

今まで色々な界隈でオタクをしているので、ライブ自体は初めてじゃない。けれど、やっぱりどこか特殊に思えたのは初めて持ったうちわのせいだった。

 

開幕、空の胃と肺を震わす重低音と共にSカレーターの上部に登場したSixTONESを見た瞬間、一気に鳥肌がたった。

 

10,000人以上入るような広い会場で、たった6人。

それなのに、登場した瞬間に会場が彼らの存在感に呑み込まれた。

Lost Cityから始まった彼らの歌声は、"浴びる"と言うのがよく当てはまる。体の中を通り、震わせ、染められていくようだった。

 

次のSpecial OrderからS.I.Xまでで、会場のボルテージが一気に上がる。よく作り込まれたセットリストだったと思う。RIDE ON TIMEでも、曲順の構成に妥協しない姿が映っていたが、それをひしひしと肌に感じた。

 

聞かせるようなDawnを挟み、会場を練り歩きながら客席を盛り上げるノリの良いPapercutとOdds、ジェシーと慎太郎がセンステで合流し始まるLOUDER。

一息ついて始まる髙地と北斗の真っ赤な嘘は、モニター映像にもこだわりが見え、MVの答え合わせのようで胸が締め付けられた。

(円盤には絶対モニター映像も収録してください)

 

記憶に新しい共鳴、バクステに移りlove u…とYOU&Iでしっとりと歌いながらも軽やかに踊る。

お待ちかねのWHIP THATでは客席のペンライトが激しく揺れる。異様にペンライトの打点が高くなった瞬間は何回見ても笑えると思う。ジェシーのおかしな動きを5人が真似て、なんとも言い難い滑稽な様子に笑い続けていた。

 

息切れを整えながらのMCでは、学校の休憩時間のような緩いトーク、ステージで不器用な前転後転を披露したりと自由だこと。

自由だけど、客席を置いていくわけではなく、6人で駄弁っているところに呼んでくれたような空気は居心地が良い。

 

MC明けはゆったりとGum Tapeから始まり、

ゆったりとリズムを楽しみながらOrdinary Hero

 

きょもじゅりのWith The Flowの前はTearsをワンコーラス、泣くかと思った。

 

Your Best Dayから"Laugh" In the LIFE、はスタトロ。Strawberry Breakfastで会場を練り歩く。スタトロが思いの外近くて、ずっとライブが続けばいいのにと思ったのはこの時だったと思う。

 

フィギュアはやっぱり何度聞いても好き。あんなにブログでしんどさを吐き出した曲だけど、本人たちがふざけながら楽しそうに歌っていたのを見たら楽しいという感情しかなかった。

フィギュアの後に聞くNEW WORLDは、よりストーリーを感じて好きだった。

 

そして今回のImitation Rainの演出、個人的には大好き。彼らの姿が隠され、大切な曲を6人だけで大切に歌う瞬間。

Jungleのリメイク衣装がモニターに見えたときはグッとくるものがあって涙ぐんでしまった。

 

マスカラ、NEW ERA、NAVIGATORとシングル曲が続き、本編ラストをGood Timesで締めるのは楽しい。寂しさがない。

 

アンコールまでのお着替えタイムが短く感じて、さすがジャニーズだなと思ったりしている間に僕僕。10日の昼は歌い出しを樹が歌っていた。

 

この星のHIKARIでラストっぽさを感じる体質になってしまったことに気付く。

 

Sカレーターに乗り、本当の最後、Cassette Tape。切ない幕閉じにしんみりしつつも、満たされた気持ちだった。

 

慎太郎が上の方に行った時、下手に手を振ってくれたのは私へのファンサだったと思い込むことにしました。思い出すだけで生き延びられそうなので。

 

ここにSixTONESが詰まっていると感じられた。彼らが大切にしているライブを肌身で感じられたことが嬉しく、心地よかった。

またあの空気に触れられますように。

 

服に悩んだ時間や荷造りの時間も、数年ぶりに会った友人と初めて行く場所、SixTONESのおかげで得るものがたくさんある。

ありがとう。

SixTONES"Rosy" FNS歌謡祭のパフォーマンス

12月8日、FNS歌謡祭にて"Rosy"の初披露。

ひたすらかっこよく、リピートが止まりませんでしたがパフォーマンスについて気付きがあったので書き記す。

 

前提として、一個人の推測に過ぎないことだけはご理解ください。

 

映像表現として、

右を向く/左を向くには意味がある。

 

右を向くのは、

立場としては弱者・挑戦者などで

与える印象としては未来への希望、挑戦、強い力に抗う、立ち向かうというようなもの。

 

反対に左を向くのは、

立場として強者、勝者などで

与える印象としては過去への対峙、後悔、絶望、敗北などのネガティブなもの。

 

上記を踏まえてFNSでのパフォーマンスを確認すると、

まず左を向いたSixTONESの横顔が並び、一歩下がり、左手にいるものへ構えるような姿勢となる。

そこから歌い出し、「見えなくなる本能」「獰猛で愚蒙な衝動現る」「犠牲をも孕んだカルマ」と自分の中での葛藤や苦悩と思われる歌詞が並ぶ。

続いて「誰かさんがくれた筋書きは捨てて」「悪あがきしましょう」となり、覚悟を決め突き進む意志が表示される。

サビに入り「雁字搦めの運命に問う」「指先で裂く、狼狽えた日の夢の翳りを」自問自答しながらも未来を切り開く姿の比喩とも取れる。

「何度でも何番目でも喜劇となるまで」は振り返らない、立ち止まらない覚悟の強調かな。

 

歌詞の考察になってしまっているけれど、

そして最後、彼らは最初と同じように横並びで、今度は右を向く。

これは過去と向き合い、覚悟を決めて未来のために立ち向かう表現であると言える。

 

SixTONESの2nd Album表題曲として、成長への強い意思を表面したパフォーマンスだとも言えるし、

タイアップとして発表された今作のスパイダーマンの内容をかなり落とし込んで作られたパフォーマンスだったのではなかろうか。

 

興奮しすぎたのでまとめないと気が済まなかった。

今後の音楽番組での披露も楽しみだ。

 

 

 

2021.08.13の戒め

2021年8月13日は19時から供給が絶えなかった。

 

オオカミ少年では子供相手に煽るジェシーちゃんと、先輩の表情を見抜く樹ちゃん。

 

沸騰ワードでは、第4回目となるCD出る度山登る系アイドルのきょもと、それをスタジオでニコニコ見守る慎太郎。

身内感を前面に出してコメントする慎太郎で奇声上げた。きょもしん…

 

そして金スマ

やるつもりないんじゃ?と思ってたけど、半年経ってようや放送された後半部分。前半は普通に面白いバラエティとして終わったので、正直心構えが甘かった。

中居くんのアイドル論…

自らの経験と、周囲を見てきた数からしての説得力があり、含蓄のある貴重な話だった。

SixTONESに話してくれたことが本当にありがたいことだと思う。

オタクだって心に留めるべき話だった。

 

忘れないよう、戒めとして、残したい。

 

中居くんへ質問したいことは?というコーナーにて。

(要約・ニュアンスの部分あります)

 

Q.グループとして成功する方法は?(松村)

個々の個性を大事にしつつ、グループとしてきちんとしていたSMAPのようになるのはどうか?どうすればいいか?

 

A.

個々を大事にしていくのはやったほうが良い。

芸能界でやっていくスタートラインにはまだ立っていないと思う。8年くらいしてからではないか。

今の、1位の記録を持ってキャーキャー言われている間にどれだけ武器を磨けるか。

最初はプロダクションとかレコード会社、タイミングがポンと山頂に連れて行ってくれてる。そこで山頂の景色を見る。

しかし、次の山に登るとき、どんな準備をすればいいのかを教わらずに山頂に着いたことは忘れてはいけない。

 

スタートラインにすら立っていない、なかなか厳しいお言葉だなと思ったけど、その通りなんだろうなという悔しさもある。

確かに話題性を高めるための、新人賞の取るための売り方をされたと思う。

本人達に実力があれど、ファンが数字を押し上げど、そこに大人の色々な思惑があって進められていくのも事実。

今から彼ら自身で山を登らなくてはならないけれど、その山は用意された山でもあるから本当の勝負はまだ先なのかもしれない。

それでも、SixTONESのやりたいことを一緒に考えてくれつつ、自分達で答えを出させ、足りない知識とヒントは与えてくれるSONYがついてくれていることは心強い。

なにより、本人たちが妥協せず、謙虚な姿勢をもってして物事に取り組む人たちなので、いつか自分たちで見つけた山の頂上の景色を見せてくれると信じられる。

 

 

Q.SixTONESをプロデュースするなら?(髙地)

 

A.

ダンスやパフォーマンスのクオリティは高いが、利き手と利き手じゃない手の差があるのではないか?利き手は器用に踊れるが、利き手ではない方は利き手ほど器用に動かせていない。

日常生活でスマホを弄るときに意識して左手を使うようにすれば?

 

ダンスにそれほどの知識があるわけではないので、これは目から鱗というか、ただ感嘆した。なるほどなぁ。

極力ヘッドセットを使わないとなると、ほとんど常に左手にマイクがあるわけだし…。面白い視点だなと思った。

 

 

Q.6人グループで必要な役割は?(田中)

 

A.

全員バラバラの方がいい。

個人のスポットライトが浴びれる時期はそれぞれ別で、5番目、6番目の人もいる。

それでも、SixTONESというグループが常にトップであれば遅れていても目立たない。

際立つことと浮くことは別であり、際立たせるために周りがいるのはいいけど、浮くのはギクシャクする。

自分の順番が来るまでは、脚光を浴びてる人を盛り上げて、グループとして上に居続けることが大切。

 

これはもう本当にその通りとしか言えない。

個人個人の目立ち方に差があれど、グループとして上にいなければ目立っている1人にすら注目は集まらないわけで。

 

SixTONESの話を受け止める姿勢であるとか、そういうものを含めて話してもいいかと思ってくれたのかもしれないけど、含蓄のある話を聞けたことがSixTONESの糧になればいいな…

 

それに、8年の話。

嵐だと07年にあたるよね、なんて言ってる人も見かけて、その時代に嵐のオタクをやっていたと身としては思い返して複雑な気持ちを抱えたりもして。

 

SixTONESはteam SixTONESが盛り上げて結果に繋げてきたことが多いから尚更なんだけど、彼らが彼らだけの力でやっていける訳ではないのと同時に、ファンの力だけで彼らを押し上げている訳ではないことは胸に刻んでおきたい。

きっと、そこを履き違えてしまうと、いずれ彼らが何かしら前に進むための決断をしたときに裏切られたと思ってしまうので。

オタクは不変を求めてしまうものだと思っているけど、彼らの勢いに振り落とされそうになった時、せめて足を引っ張る存在にだけはならないようにしたい。

 

そんな戒め。


※普通に日付間違えてたので修正しました

 

SixTONES"マスカラ"発売に寄せて(主にフィギュア)

おはようございます。

プロモ期間の怒涛の供給には慣れないまま。

8月11日を経て、とうとうマスカラ発売後の世界線へと来られた訳です。
毎度のことではありますが、発売までに公開する部分と隠している部分の分け方が本当に上手いですよね………

ひとまず、PLAYLISTのパフォーマンスも含め、フィギュアについては語っておきたいのです。今この時に、SixTONESを好きでいたという備忘録として。


まずはCDで明らかになった部分の歌詞↓

いつまでも後ろ向きのまま
ライトが影を作ってる
未だその3歩前で待ってる
溶けてゆく夜に落ちたままで


汚れていくだけの街でずっと僕ら暮らしている
正しさの周りで頭を抱えている

歌詞の解釈はあくまで私の深読みです

不安だとか焦りだとかが混ざった漠然とした恐怖がずっと付きまとっていて、
呑まれそうなギリギリの淵に立っている描写だとして、情景として浮かぶのはこう。

目映いスポットライトを浴びる主役、その周りで踊る自分を通り越して、観客の視線は主役へ。

バックについていた時に、主役より目立って俺を見ろと思いながら踊っていた、というインタビューも読んだなぁと思いながら、
観客はこちらを向いているのに自分を見ているわけではない、というのはどういう感覚なのかと考えてしまうんですよね。

そこでくる、『正しさの周りで~』という歌詞、
本当にデビュー後の楽曲であることに感謝ですよ。Jr.の推しに歌われたら膝から崩れ落ちます。

"正しさ"は所謂、"王道"なのかなぁと。
決して王道のキラキラ王子様なアイドルではなかったから。
らしさとして、邪道と言われるものを進んだけど。
それでも、求められたのは王道だったから。

そして今、自分達なりの"正しさ"を見つけて
「正しくあればいい」と歌えるのなら、それがすべて。

MGにてくじらさんがSixTONESのこれまでを知った上で作ってくださったという内容のインタビューがありましたね。
どこまで詳しく調べてくださったのかは分からないけど、かなり細やかに拾ってくださっているのではないかなと思います。

ただ、SixTONESのことだなと思う反面、
普遍的な"アイドル"であれば重なることでもあり、
見方を変えれば、自分の立ち位置に悩む人には刺さるのかな、と。

前回のブログでも述べたけど、
聞く人の知識量で受け取り方が変わる曲ですね。
(もちろん多い少ないではなく、アイドルに対してのスタンスの話)


そして、8月11日のPLAYLIST-SixTONES YouTube Limited performance-で公開されたパフォーマンス映像、
にこやかに歌い踊る姿を見て泣きました。
(楽しそうに歌い踊る自担が愛らしくて狂うかと思いました)

SixTONES – フィギュア [PLAYLIST - SixTONES YouTube Limited Performance - Day.2]
www.youtube.com


特に、前回のブログでも語った一番のしんどいポイントである『代替不可であれよ』のところ。
PLAYLISTでカメラに抜かれている髙地君、少年倶楽部でのパフォーマンスで抜かれていた慎太郎、どちらもにこやかに歌っていた。

音源と歌詞カードだけで聞いていた時は「そうでありたいという願い、そうであって欲しいという祈り」という認識が強く、
軽やかな曲調も相まって切なさを感じましたが、あの歌い方を見ると必ずしもそうではなかった。
『あれよ』は同じような境遇の聞き手に向けてのアドバイス的ニュアンスとして「そういうスタンスでいけよ」という風にも取れるのだな。

フィギュアはエールソングだと改めて認識しました。

無責任な後押しはなくて、今の彼ら自身の姿を通して伝えられるエール。
責任感が強くて、常にファンに寄り添い、常に高みを目指す彼ららしい、強く優しいエールでした。


代替不可であれよ、SixTONES

SixTONES”フィギュア”歌詞考察

おはようございます。 

 

17日深夜放送のSixTONESANN後、フィギュアの視聴が始まり一夜が明け、

抑えられなかった考察と感情をまとめるために、はてブロ開設に至った現在。

(いままではTwitterにてふせったーで書き殴っていたので、

いっそブログにしてまとめよう、備忘録としてしまおうと踏ん切りがついた次第です。)

 

さて、本編ですがとりあえず今回は、ふせったーへ投げたものを読めるように書き直したものです。

 

8月11日発売予定

SixTONESの5thシングルとなる『マスカラ

www.sixtones.jp

その初回盤Bと通常盤に収録される「フィギュア」

www.youtube.com

 

 楽曲提供:くじら(くじら (@WhaleDontSleep) | Twitter)

 イラスト:リトルサンダー(Little Thunder リトルサンダー (@littlethunderr) | Twitter)

 アニメーション:えむめろ(emumelo / えむめろ (@emumelo) | Twitter)

 

正直、この曲が一番しんどいとは思ってなかった。(現時点でMake UpとLost Cityの情報は出ていないけど)

 

↓ MV公開部分の歌詞 ↓

 

裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている


そんなうまくいくもんじゃない でも人生ゲームやめれない
手のひら返しなんていらないし 今更どの面下げて歩いてんの


呑気にお気楽 お気の毒様 まだまだ世の中 こんな薄情?
ラジオノイズ 降りるチョイス 途切れ途切れタクシー


シーサイドだらだら走ってる 生まれ変わりを未だ信じてる
催眠術花占いみたいに一枚一枚
散る夢の色 無理にでも 塗って 息を切らしている


裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている


It’s stranger than fiction 目立てば different
でも stay the same And you’re wrong?
Replacaeable figures 空っぽ intereiors
Caught up in the system You’re gone
Yeah You’re Long gone 売る soul Can’t turn it off
探してる another way Barcodes gotta be erased


たおやかに番を待つ 僕らずっとこらえて生きている
隠してた心はもう見つからないな


裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
正しくあればいい 後悔のない生き方で進もう


いつも振り返る度うなだれる その足跡を消す度
どこかへ行こう、そのための花束を


ショーウィンドウに並ぶ僕ら
代替不可であれよフィギュア
あるがままで

 

↓視聴で解禁された部分の歌詞↓

 

裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている

 

一人無音の部屋で揺らぐ夜 エンドロールが流れる
あなたまだ十分子供でいいんだよ
簡単だったはずのドラマ 毎回ハズレ
ガラス越しに 取り替えられる

 

フィギュアはYouTubeのMV概要にある通り、エールソング。

うまくいくことばかりでない世の中でも、個性を大事にし、どんなときも自分らしくあろうという強いメッセージを、軽快なCITY POP サウンドに乗せたエールソング(https://www.youtube.com/watch?v=LjzyRNX6D3s)MV概要欄より

 

ただ思ったのは、どう聞いたってジャニーズのアイドルとして生きてきた彼らのことを歌ってるでしょ、ということ。

SixTONESのことを知らない人が聞けばエールソングかもしれない。

でも、SixTONESのことを、彼らの歩みを知っていればもしかして…と思う曲。

 

Lifetime*1にも通ずるけど、そういうところが本当に上手だと思う。

知識の有無で、見える景色はこんなにも変わる。

 

 

それを踏まえて、視聴公開部分をメインに、しんどい歌詞ポイントの考察。

 

 

一人無音の部屋で揺らぐ夜


精神的な孤独にも取れる。
グループも組んでいない、無音=音楽がない=持ち曲がない、仕事もない、続けていくか悩み続けている様子なのかなと。

無音ということはインプットがなくて、きっかけもない。

自分の中で答えが出ないことをぐるぐると考え続けている。

 

エンドロールが流れる

音楽が聞こえてくる、スタッフロールが流れ出す。そろそろ終わるんだなと感じさせる。あくまで”ドラマ”、現実に戻る時間。
今回流れたエンドロールはジャニーズのアイドルでいることへのエンドロールなんじゃないか。


『(ジャニーズを)辞めようと考えてた時にSixTONESが出来た』
何度も聞いた、それぞれの言葉で語られた話。

 

あなたまだ十分子供でいいんだよ


ジャニーズでいう子供の代名詞はJr.じゃないですか。
なかなかデビューさせてもらえなかったのを、まだ子供(Jr.)でいろと言われていると表現しているのかなと。
もしくは、小さい頃に推されて露出が多かった過去の6人へ向けて、

子供が背負うには重すぎる重圧を背負ってた彼らへ向けて、

「子供でいいんだよ」なのかな。

 

 

簡単だったはずのドラマ


ここ、死ぬかと思った。泣きすぎて。
こんな歌詞ゆごほく*2に持ってくるんじゃないよ。
多分、SixTONESの中で一番エリートコース走ってたのはゆごほくでしょう。
入所数ヶ月でグループ*3に入り、CDデビューもして、紅白にも出た。

6人に当てはまることだけど、トントン拍子に進むエリートコース。
「簡単だった"はず"」、あのまま進めていれば。

 

毎回ハズレ ガラス越しに 取り替えられる


デビューが発表される度、そこにあるのは自分達の名前じゃない。

年齢的にはそろそろ順番じゃないか。そんな期待と裏切り。
ガラスは後の歌詞にある"ショーウィンドウ"から来てそうだけど、

テレビの液晶でもあるようにも思う。

そしてそこは、自分の手が届かない場所。
ガラス越しに、自分では何も出来ず、見ていることしか出来ない。


ふと、取り替えられているのは彼らじゃなく、彼らの先輩だったりして、とも思ったりして。

何かあれば、簡単に取り替えられるのを近いところで見てきた彼らだから。


ショーウィンドウに並んだとて、店主の意思で取り替えられる。

 

上記を踏まえて、MV公開部分歌詞へ目を向ける。

 

ショーウィンドウに並ぶ僕ら
代替不可であれよ フィギュア

あるがままで


個人的しんどい歌詞ナンバーワン。
やっとショーウィンドウに並んだけど、知ってるんですよ。

ずっとそうでないことは。
ショーウィンドウに並べるか並べないかも、どこに置くかも、どんな風に置くかも、決定権は自分達にはない。
出来ることは努力することだけだけど、どんなに実力を示せど、決して平等ではない。
ファンだって、飽きれば見向きもしなくなる。新しいものに夢中になって消えていくかもしれない。


だから”代替不可であれよ”と祈るしかない。それしか出来ないから。


この曲、「ジャニーズ」で「アイドル」の彼らが歌うから余計にしんどいんですよね。

いつ、何が、どうなるか分からないから、

ずっと”裏切らないものを僕らずっと探して生きている”

それでもひとまずはショーウィンドウに並んだ彼らが

”正しくあればいい 後悔のない生き方で進もう”

と軽やかに歌うのであれば、やっぱりこれはエールソングなんだ。

 

無責任に大丈夫とは言わないところがSixTONESらしい。

 

頑張れと強く背中を押すのではなく、寄り添うような。

過干渉ではないけど、きっと助けを求めたら手を伸ばしてくれるような。

不安な気持ちを抱えることは現在進行形で知っているから。

それでも”今”の居場所を得たから。

 

とんでもなく優しいエールソングだな。

 

正直、SixTONESのオタクが歌詞を深読みしているだけかもしれない。

くじらさんがSixTONESに対する知識をどれだけ持ち合わせた上で、

この楽曲が提供されたのかわからないし。(お願いなので教えて欲しい)

 

Myojoの10000字インタビューを踏まえて聞くと情緒が決壊するのでおすすめ。

 

以上。

*1:1stAlbum『1ST』に収録された楽曲

*2:髙地優吾と松村北斗

*3:B.I.Shadow