vacilando’s diary

6つの原石についてとか、いろいろ

SixTONES”フィギュア”歌詞考察

おはようございます。 

 

17日深夜放送のSixTONESANN後、フィギュアの視聴が始まり一夜が明け、

抑えられなかった考察と感情をまとめるために、はてブロ開設に至った現在。

(いままではTwitterにてふせったーで書き殴っていたので、

いっそブログにしてまとめよう、備忘録としてしまおうと踏ん切りがついた次第です。)

 

さて、本編ですがとりあえず今回は、ふせったーへ投げたものを読めるように書き直したものです。

 

8月11日発売予定

SixTONESの5thシングルとなる『マスカラ

www.sixtones.jp

その初回盤Bと通常盤に収録される「フィギュア」

www.youtube.com

 

 楽曲提供:くじら(くじら (@WhaleDontSleep) | Twitter)

 イラスト:リトルサンダー(Little Thunder リトルサンダー (@littlethunderr) | Twitter)

 アニメーション:えむめろ(emumelo / えむめろ (@emumelo) | Twitter)

 

正直、この曲が一番しんどいとは思ってなかった。(現時点でMake UpとLost Cityの情報は出ていないけど)

 

↓ MV公開部分の歌詞 ↓

 

裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている


そんなうまくいくもんじゃない でも人生ゲームやめれない
手のひら返しなんていらないし 今更どの面下げて歩いてんの


呑気にお気楽 お気の毒様 まだまだ世の中 こんな薄情?
ラジオノイズ 降りるチョイス 途切れ途切れタクシー


シーサイドだらだら走ってる 生まれ変わりを未だ信じてる
催眠術花占いみたいに一枚一枚
散る夢の色 無理にでも 塗って 息を切らしている


裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている


It’s stranger than fiction 目立てば different
でも stay the same And you’re wrong?
Replacaeable figures 空っぽ intereiors
Caught up in the system You’re gone
Yeah You’re Long gone 売る soul Can’t turn it off
探してる another way Barcodes gotta be erased


たおやかに番を待つ 僕らずっとこらえて生きている
隠してた心はもう見つからないな


裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
正しくあればいい 後悔のない生き方で進もう


いつも振り返る度うなだれる その足跡を消す度
どこかへ行こう、そのための花束を


ショーウィンドウに並ぶ僕ら
代替不可であれよフィギュア
あるがままで

 

↓視聴で解禁された部分の歌詞↓

 

裏切らないものを 僕らずっと探して生きている
だらしない自分に 終点を見ている

 

一人無音の部屋で揺らぐ夜 エンドロールが流れる
あなたまだ十分子供でいいんだよ
簡単だったはずのドラマ 毎回ハズレ
ガラス越しに 取り替えられる

 

フィギュアはYouTubeのMV概要にある通り、エールソング。

うまくいくことばかりでない世の中でも、個性を大事にし、どんなときも自分らしくあろうという強いメッセージを、軽快なCITY POP サウンドに乗せたエールソング(https://www.youtube.com/watch?v=LjzyRNX6D3s)MV概要欄より

 

ただ思ったのは、どう聞いたってジャニーズのアイドルとして生きてきた彼らのことを歌ってるでしょ、ということ。

SixTONESのことを知らない人が聞けばエールソングかもしれない。

でも、SixTONESのことを、彼らの歩みを知っていればもしかして…と思う曲。

 

Lifetime*1にも通ずるけど、そういうところが本当に上手だと思う。

知識の有無で、見える景色はこんなにも変わる。

 

 

それを踏まえて、視聴公開部分をメインに、しんどい歌詞ポイントの考察。

 

 

一人無音の部屋で揺らぐ夜


精神的な孤独にも取れる。
グループも組んでいない、無音=音楽がない=持ち曲がない、仕事もない、続けていくか悩み続けている様子なのかなと。

無音ということはインプットがなくて、きっかけもない。

自分の中で答えが出ないことをぐるぐると考え続けている。

 

エンドロールが流れる

音楽が聞こえてくる、スタッフロールが流れ出す。そろそろ終わるんだなと感じさせる。あくまで”ドラマ”、現実に戻る時間。
今回流れたエンドロールはジャニーズのアイドルでいることへのエンドロールなんじゃないか。


『(ジャニーズを)辞めようと考えてた時にSixTONESが出来た』
何度も聞いた、それぞれの言葉で語られた話。

 

あなたまだ十分子供でいいんだよ


ジャニーズでいう子供の代名詞はJr.じゃないですか。
なかなかデビューさせてもらえなかったのを、まだ子供(Jr.)でいろと言われていると表現しているのかなと。
もしくは、小さい頃に推されて露出が多かった過去の6人へ向けて、

子供が背負うには重すぎる重圧を背負ってた彼らへ向けて、

「子供でいいんだよ」なのかな。

 

 

簡単だったはずのドラマ


ここ、死ぬかと思った。泣きすぎて。
こんな歌詞ゆごほく*2に持ってくるんじゃないよ。
多分、SixTONESの中で一番エリートコース走ってたのはゆごほくでしょう。
入所数ヶ月でグループ*3に入り、CDデビューもして、紅白にも出た。

6人に当てはまることだけど、トントン拍子に進むエリートコース。
「簡単だった"はず"」、あのまま進めていれば。

 

毎回ハズレ ガラス越しに 取り替えられる


デビューが発表される度、そこにあるのは自分達の名前じゃない。

年齢的にはそろそろ順番じゃないか。そんな期待と裏切り。
ガラスは後の歌詞にある"ショーウィンドウ"から来てそうだけど、

テレビの液晶でもあるようにも思う。

そしてそこは、自分の手が届かない場所。
ガラス越しに、自分では何も出来ず、見ていることしか出来ない。


ふと、取り替えられているのは彼らじゃなく、彼らの先輩だったりして、とも思ったりして。

何かあれば、簡単に取り替えられるのを近いところで見てきた彼らだから。


ショーウィンドウに並んだとて、店主の意思で取り替えられる。

 

上記を踏まえて、MV公開部分歌詞へ目を向ける。

 

ショーウィンドウに並ぶ僕ら
代替不可であれよ フィギュア

あるがままで


個人的しんどい歌詞ナンバーワン。
やっとショーウィンドウに並んだけど、知ってるんですよ。

ずっとそうでないことは。
ショーウィンドウに並べるか並べないかも、どこに置くかも、どんな風に置くかも、決定権は自分達にはない。
出来ることは努力することだけだけど、どんなに実力を示せど、決して平等ではない。
ファンだって、飽きれば見向きもしなくなる。新しいものに夢中になって消えていくかもしれない。


だから”代替不可であれよ”と祈るしかない。それしか出来ないから。


この曲、「ジャニーズ」で「アイドル」の彼らが歌うから余計にしんどいんですよね。

いつ、何が、どうなるか分からないから、

ずっと”裏切らないものを僕らずっと探して生きている”

それでもひとまずはショーウィンドウに並んだ彼らが

”正しくあればいい 後悔のない生き方で進もう”

と軽やかに歌うのであれば、やっぱりこれはエールソングなんだ。

 

無責任に大丈夫とは言わないところがSixTONESらしい。

 

頑張れと強く背中を押すのではなく、寄り添うような。

過干渉ではないけど、きっと助けを求めたら手を伸ばしてくれるような。

不安な気持ちを抱えることは現在進行形で知っているから。

それでも”今”の居場所を得たから。

 

とんでもなく優しいエールソングだな。

 

正直、SixTONESのオタクが歌詞を深読みしているだけかもしれない。

くじらさんがSixTONESに対する知識をどれだけ持ち合わせた上で、

この楽曲が提供されたのかわからないし。(お願いなので教えて欲しい)

 

Myojoの10000字インタビューを踏まえて聞くと情緒が決壊するのでおすすめ。

 

以上。

*1:1stAlbum『1ST』に収録された楽曲

*2:髙地優吾と松村北斗

*3:B.I.Shadow